負の財産?!固定資産税だけ払い続けている土地
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昨今、”空き家”、”持ち主不明の土地”という言葉を聞く機会が増えました。
なぜ、こんなにも空き家が増え続けているのでしょうか?
もちろん都会にも空き家は存在しますが、地方の方がより顕著にみられます。
この原因のひとつに親の不動産を相続したが放置していることがあげられます。
相続した土地や不動産に価値があれば売るなり、貸すなり活かすことができます。
しかし、地方の土地はそうでない場合がほとんどなのです。
そのような土地を「負動産」などと揶揄し、放置している方は多くいるでしょう。
代々相続している不要な土地、処分に困った土地をお持ちでないですか?
当家の土地について
当家は兵庫県上郡町に721㎡(218坪)土地を所有しています。
とても田舎ですが、とても素敵で静かな場所です。
千種川が流れており鮎釣りも楽しめます。
私も1度だけ遊びにいった記憶があり、
景色が良かったことを覚えています。
この上郡の土地は祖父が購入しました。
時は昭和47年(1972年)、価格は分譲で300万~400万ほどです。
当時は、高速道路が走るかも?鉄道が走るかも?という噂話もあり、
期待に胸を弾ませ投資のつもりで購入したようです。


写真は祖父がスーツ姿で土地を買いにいく姿です!
とても良い時代で格好良い写真です。まさにバブルといった感じ。
その後、44年の時を経て、、、
平成28年(2016年)夏の暑い日、齢90歳の祖父が、
「上郡の土地のことが心配だ。手放しておきたい」
と、言い出しました。
固定資産税だけ払い続けている土地
祖父の期待通りにはならず、この土地に高速道路や鉄道は走りませんでした。
投資は失敗。売るタイミングはなく固定資産税だけをしっかり払い続けてきました。
44年間まったく使っていないのにです。当然、とても無駄な話です。
では、この先祖父が亡くなったとしてこの土地はどうなるのでしょうか?
税金はもう払わないでよいのか?‥答えはノーです。
相続というものは冨の財産も負の財産もすべて相続しなければならないのです。
死亡届を提出すると法務局に連絡が行き、そこから土地の相続の話になるそうです。
この日本では負の財産を放棄する=冨の財産も放棄することを意味します。
・・まさにこの土地は、”負の財産”と言えるでしょう。
土地売却を決意
つまりこの何の価値もない不要な土地を近い将来私も相続することになります。
私は何の役にも立たない土地に税金だけを払い続ける気には到底なれません。
なので、さっそく売却を試みることにしました!
パッと売ってしまえば小銭稼ぎになるだろうとも思いました。
いま、思えばこの判断は、、、世間知らずの甘々でした(+_+)
次回からは難航する土地の売却について書いていきたいと思います。
思わぬ方向へ進むことになりますが続きもぜひ読んでみて下さい。