【胃がんリスク検査】ABC検診で胃の健康度チェック!
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ABC検診で胃の健康度をチェックしましょう!
ABC検診 [胃がんリスク層別化検査] とは?
血液検査による胃がんリスクのスクリーニングの検査のことです。
ペプシノゲン法とヘリコバクター・ピロリ抗体検査を組み合わせることによって
”胃の健康度”を調べることができます。
胃がん検診といえばバリウムを飲むX線検査か胃カメラになります。
どちらも食事制限がありますし、とてもしんどい検査です。
なのでまず簡単にできる血液検査で胃がんのリスクを調べてみてはどうでしょう?
あなたの胃はどのタイプ?
ABC検診の結果はリスクの少ない方から順にA<B<C<Dグループに分類されます。
・Aタイプ(ピロリ菌なし/胃粘膜の萎縮なし)
⇒おおむね健康的な胃粘膜で、胃の病気になる危険性は低いと考えられます。
・Bタイプ(ピロリ菌あり/胃粘膜の萎縮なし)
⇒少し弱った胃粘膜です。消化性潰瘍などに留意する必要があります。
ピロリ菌の除菌をおすすめします。
・Cタイプ(ピロリ菌あり/胃粘膜の萎縮あり)
⇒萎縮の進んだ弱った胃粘膜と考えられます。胃がんになりやすいタイプです。
定期的な内視鏡検査を行ってください。ピロリ菌の除菌をおすすめします。
・Dタイプ(ピロリ菌なし/胃粘膜の萎縮あり)
⇒萎縮が非常に進んだ胃粘膜です。ピロリ菌も活動できない環境ともいえます。
ピロリ菌の感染診断をおすすめします。
自分がどのタイプなのか興味がないですか?
それを知るだけでも十分おもしろく意味のある検査です。
ぜひ、いつもの血液検査に追加してみてください。
(費用は4,000~5,000円程度)
ABC検診の良いところ
とにかく、簡単に胃がんのリスクを知ることができることです。検査の結果、ピロリ菌に感染していた場合は除菌をおこなえば胃がんの発生を抑制することも可能です。
ただし、低リスクと診断されても胃がんのリスクが0になるわけではありません。あくまでも胃がん発生のリスクを評価する検査ですので胃がんそのものを見つけ出す検査ではないとご留意ください。
検査の結果、ハイリスクの方は二次検査で胃カメラなどを行います。胃カメラも最近は痛みも減り、わずらわしさも緩和されてきたとは言いますがやはり大変です。まずは気軽に”ABC検診”で胃の健康度をチェックすることをお勧めします。
最後に
最近では市区町村のがん検診でもABC検診が採用されるようになってきました。お住まいの地域の保健センターに問合せてみてください。補助金が出る場合が多く安価で受診できると思います。
胃がんは日本人が非常になりやすいがんです。性別を問わず常に上位の罹患率ですが、比較的早期に発見すれば治癒する可能性が高いとも言われます。
まずは、ご自身の胃の健康度を調べてみてはいかがでしょうか?