上郡キャンプ場開拓日記

素人がキャンプ場を作ったらどうなった!? 

”空き家問題”と”二地域居住” こんな解決方法どうですか?!

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僕たちは祖父の代から固定資産税だけを支払っていた田舎の土地を開拓して、

オリジナルのキャンプ場を作ろうと活動をしています。

四苦八苦しながらも気長に楽しくをモットーにやってます。

結局、こういうことは無理をすると続かないので気張りすぎずに

継続することが大事だと思っております。

 

目次

 

二地域居住と金銭的な壁について

以前にこんな記事を書きました。

www.kaitaku2018.work

都会で消耗した身体を週末に田舎でリフレッシュさせるというものです。

もちろん人によっては田舎は不自由で疲れて逆効果って人もいるでしょう。

僕は自然環境の中で非日常的なことを体験し、没頭して作業をすることで、

心身ともにリフレッシュすることができます。

 このように今では気軽にバーベキューやキャンプができます!

アウトドアブームが巻き起こるいま、予約なしのマイキャンプ場は自慢です☆

 

ただ、キャンプ場づくりを続けているといろんな問題にぶつかります。

ほとんどがお金をかければ解決するようなことです。

でも、普通のサラリーマンには金銭的余裕はどこにもありません。

いかにお金をかけずに解決するか頭をひねるのも楽しみです。

 

特に、一番お金がかかるのはインフラの整備です。

水道とトイレがないキャンプ場なんて成立しませんよね。

この二つを解決するのは数十万円、下手すれば数百万円仕事です。

普通のサラリーマンには絶対にムリです。

二地域に暮らしの基盤を作るには意外と大きなお金が必要です。

 

空き家問題と二地域居住のつながり

こうなると二地域居住をできるのは金銭的に余裕のある人だけなの?

って話になりそうですが、そういうわけではないと思います。

 

ここで目を付けたのが空き家です。

空き家を借りることができれば大きなお金をかけずに、

インフラ問題を解決できるのではないかと考えました。

これがその空き家です。

このブログの中では何度か写真に写っていたかと思います。

当キャンプ場のお隣にある空き家です。

 

都会でも田舎でも空き家は増え続け社会問題になっています。

田舎の土地、家は処分することは非常に難しく、管理も行き届かず、

持ち主は税金、管理費だけを払い続けるというのはよくある話です。

これは双方にメリットのある話ではないかと思えてきました。

 

この考えを地区長さんに相談しました。

地区長さんとは荒れ果てた土地を開拓する中でアイディアを頂いたりし、

それなりに顔見知りの関係になれていたのは幸いでした。

地区長さんが空き家の持ち主さんと連絡を取ってくれることになりました。

地域の方とのコミュニティーは本当に大事です。

 

おかげ様で空き家の持ち主さんと面会することができました。

家を見せてもらったり、なぜここが空き家になったかを教えて下さいました。

この家に住んでいた方はもうお亡くなりになられていたようです。

しかし、処分することは難しいので相続しているような状況でした。

また、こちらの活動もお話しし、一応理解していただけました。

(もの好きな人がおるもんやねーというような反応でしたが)

 ずっと気になっていたのはこの部分。

思い描いてたとおり、使い勝手のよさそうなスペースです。

 

そして晴れて家の設備をすべてお借りできる約束ができました。

もちろん少々のレンタル料はお支払いしますが、

インフラ整備にかかる金額とは比較対象になり得ない金額です。

持ち主さんも網戸を新しいものに変えてくれたり、ホースを変えてくれたり、

お部屋の片づけをしてくれたり、いろいろと綺麗にして下さいました。

双方が家のカギを持ち双方がいつでもこの家を使えるという約束をしました。

管理する人の数が増える方が家を守っていけるのではないかと思います。 

 

 

 

持ち家ではない二地域居住(なんちゃって二地域居住)

やはり、家を買い取ってしまうのはこちらにもリスクがあります。

自分は良くても孫、ひ孫まで続いていく問題になるからです。

レンタルというのが僕たちの二地域居住の限界です。

 

僕たちの二地域居住はあくまでも趣味です。

都会の住居⇔田舎の住居

ではなく、

都会の住居⇔田舎のキャンプ場(賃貸)

の二地域居住です。

かならず毎週末に田舎に行かないといけなくなるような植物、

野菜なんかは育てません。

 

趣味だから続けていけると考えています。

それでも僕らが田舎に何度も足を運んで地方で消費し、

土地を管理することは意味のあることだと思うのです。

 

いつまでも田舎が田舎であり続けるために

地方の高齢化は止まりません。人口の50%が65歳以上で限界集落と言います。

地区長曰く、この地域も限界集落だそうです。

田舎のきれいな風景も管理する人がいてこそきれいなのです。

あっちもこっちも草ぼうぼうではやっぱり駄目です。

 

いきなり田舎に仕事が溢れないかぎり、都会の人は田舎に移住はしません。

どんな形であれ二地域居住が田舎を救うような気もします。

田舎の住居を格安でレンタルできると二地域居住しやすくなりませんか?

 

今のアウトドア人気はすごいものだと思います。

人の多いキャンプ場では満足できていないキャンパーも多いでしょう。

空き家の地主とキャンパーという意外な組み合わせですが、

そのマッチングがうまくいけば空き家も減少するかもしれません。

 

 

今回は特殊な事例かもしれませんが何かの参考になれば幸いです。

さて、インフラ整備も整ったのでファミリーキャンプも安心して行えそうです。

これからもこの趣味は大事にしていきたいと強く思います。